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大分日にちが経ってしまいましたが、
うちに身を寄せることになった猫たちのその後です。

「詳細」は少々残酷な文章になります。
このブログは「早瀬明良の個人の日記」としても使用しているので、
わたくし個人の記録・覚書の文章も書き留めています。
今回の「詳細」はそのような類の文章になります。
「けふのできごころ」は公開ブログですので、
もちろん、対外的な発言で書くようにはしていますが、
個人の日記である以上、
いくぶん、身勝手な発言がありますことをお許し下さい。

気にしない、と言う方だけお読み下さい。



近所の野良猫のボスだったてぶくろが、交通事故に遭い、
弟が保護することになりました。
















近所の野良猫のボスだったてぶくろが、交通事故に遭い、
弟が保護することになりました。


下半身を強く打ち、筋肉組織が裂けていました。
動物病院で傷口の縫合はして貰いましたが、
損傷は骨盤から脊髄に及ぶ重傷でした。
砕けた骨盤と脊髄の手術は大変難しく、
施術が成功しても良くも悪くもならない、
つまり、下肢は動かないだろう、と言う判断が下りした。


二階の部屋にケージを組み、
バニラの使い遺していたペットシートを敷き詰め、
てぶくろを休ませます。

てぶくろは普段から餌を与えていた猫でしたが、
決して人慣れはしていません。
保護したときも、動物病院でも、
二階の部屋に入れるまでにも常に抵抗しました。
保護しようというものに対しても、
野良猫の爪とキバは、隙あらば急所めがけて剥かれます。
重傷を負い、気が高ぶっていればなおさら、
その攻撃性は増すでしょう。
革手袋の上に軍手を2枚重ね、
3重に固めた手を噛まれた弟の指に穴を開けたくらいです。

それくらいの元気はあるのですが、しかし、
自力での排泄がなければ、体に毒素がまわって
数日も持たないかも知れません。


排泄が出来たとしても、全く下半身不随となれば介助が必要です。
慣れてくれなければ、充分にそれも出来ないかもしれません。

そしてうちには、昨日家族として迎えたばかりの、
まだ保護養育が必要な仔猫が2頭います。
気性の粗い雄猫の側へはとても近づける事は出来ません。
下半身が動けなくとも、小さな命は容易に狩られてしまうでしょう。


うちでてぶくろを保護するということは、
これからのてぶくろの世界はあの部屋の一隅だけになってしまう、
ということです。
それは外の世界を知っている猫にとって、酷なことです。


もしも、排泄が出来ず、下半身が完全な不随になってしまったら。
介助の手を拒まれたら。
薬殺の決断をしなければならないかもしれません。


命を殺してしまう勇気は、わたしにはありません。


仔猫たちは少し慣れてきましたが、
真っ暗な気持ちで朝を迎えました。




「10月11日のこと」へ続きます。
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