【８月だから】長崎原爆忌

今日は長崎原爆忌です。

めぼしい新聞記事
YOMIURI ONLINE
「61回目の原爆の日、核廃絶へ取り組み訴える…長崎で平和式典」
「長崎新聞 ナガサキ・ピース・サイト」

「人間はいったい何をしているのか」

…人間は、何をしているんでしょうねえ…。
生きるために他人を間接的に殺さなくてはならない世の中って何なんでしょうねえ。
ただ生きるだけならば最小限の競争だけで済むのでしょうけれど、
人間は業の深い動物なので、地位や財産や名誉を求めて
「ただ生きる」以上のモノを求めてしまうのでしょう。
わたしだって、生きていくためのお金の他に、
「認められたい」という欲望や有り余る物欲にまみれています。
その欲をどこまでセーブできるか、が、平和へのキーポイントなのかも知れません。


さて、５日夜には、岡本太郎の『明日の神話』が
広島の元安川に投影されました。

「平和の祈り『明日の神話』投影」（中国新聞）

『明日の神話』は、長い間行方不明でしたが、
2003年、資材置き場の瓦礫の下から発見されました。
そして昨年、修復作業が開始され、今年７月によみがえった
岡本太郎最大の作品です。

縦5.5メートル、横30メートルの巨大壁画には
『原爆』が描かれています。
画面中心で原爆が炸裂し、骸骨がめらめらと燃えています。
しかし、よく見てみれば、踊っているような、生命の群像。
原爆の惨劇と同時に躍動する生命の力をも描いているように見えます。

「人間は、いったい、何をしていけばいいのか」
その答えへの手がかりがこの絵の中に発見できそうな気さえしてきます。

『明日の神話』が、今年、この年によみがえったのは、
何かの運命だったのかも知れません。

きっと人間まだまだ捨てたもんじゃないと思い　ま　

いや、思いたい、　です。