転びました

善い方に。

今朝のダウンな日記の顛末のことです。
いい方向に落ち着きました。おそらくは。


もし、今朝の日記を読まれて、
ご心配いただいている方がおられましたらば
本当にありがとうございます。

もう大丈夫。いつものわたしに戻ってます。

実は。

昨日、帰宅途中で迷子の老犬を保護したんです。

昨年のこの時期にうちのわんことにゃんこが続けて失踪したとき、
やはり必死の思いで捜索したことがあるものですから、
1秒でも早く飼い主さんの元へ帰してあげたくて、
深夜の時間帯に出来る限りのことを思いつく限りまでやりました。

けれど、正直なところ、暗澹たる思いでした。

もし、この子の飼い主が探していなかったら。
そもそも、この子が迷子ではなく捨て子だとしたら。

老犬では里親を捜しても見つかる確率は非常に少ないです。

今、うちは老犬を迎え入れられる状況ではありません。
「責任をもって一緒に暮らす」ことができません。

命に手を出してしまったのだから、
どういう事になろうと、出来る限りのことをしなければいけない

とは　思いました。
思いましたが、「一緒に暮らす覚悟」までは決められませんでした。


とりあえず、深夜の時間に出来る「迷い犬保護」の情報を発信しました。
地域の動物愛護センターへ写真を添付したメールを送り、
迷い犬関係の掲示板に書き込みを続けました。

とりあえず、「今できる限りのこと」をやりました。
やらないと、落ち着かなかったからでもあります。


そして朝、仕事が休みだった家人がわんこを連れて動物病院へ行ってくれました。
わたしは出勤だったために同行できませんでしたが、
保護情報ポスターのデータを渡しておきました
（プリンタが故障中だったために出力できず）。

さてこれから出勤、と言うとき、携帯が鳴りました。

動物病院でわんこの身元が判明したとの知らせでした！
過去に何度か保護されたことがあったらしく、
先生が一目見て「この子は・・・」と教えてくださったそうです。

よかった。

…ここからちょっと失礼な話になりますが、
「過去に数度の保護歴がある」と聞いて、
飼い主さんへ帰すことが最善かどうか躊躇もしました。

けれど、わたしたちに出来ることは、動物病院へ保護をお願いすることまでです。

家人が点滴と清拭の処置の申し出をしたのですが、
獣医の先生は「それはこの子の飼い主のすることです」と仰ったそうです。

ここから先はこの子と飼い主さんの問題だから立ち入ってはいけない、と。

その通りだと思います。


あの子が家に帰れてよかった。
よかったと、思います。