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何も言えない理由が、何となく解った。
うん、これは個人的な感傷なのだな。


爾来私は自分の感情に鈍感で、それを表現することがなかなか出来ません。
ひとの死に接しては、ただ、放心ばかり。


はっきりと何らかの言葉や図像などでその人への感情を認識していれば、何かしら感情が溢れるのでしょう。

しかし、かといってなんの執着がなかったわけでは無く、むしろ意識に登らないほどに深い部分に影響を及ぼされているからこそ、なかなか「意識の上のかたち」に結ぼれないのかも知れません。

恥ずかしながら、金田伊功さんの名前をはっきりと意識するようになったのは、21世紀になってからでした。

2001年に公開された角川アニメ映画『メトロポリス』に関わった人たちに興味が湧き、調べたことがきっかけでした。

調べていくうちに、幼い私をワクワクワクワクさせてくれたアニメーションを手がけ
ていた方がたが多く参加されていることが解ってきて、「ああ、だからこんなに甘酸っぱい気持ちになるアニメなのか」と何となく納得したのです。
その大勢のアニメーターさんの中に、金田さんの名前もありました。

金田さんの動画を調べていくうちに、わたしに「アニメーション」という表現の面白さを魅せてくれた、その一人だったということが解りました。

独特のパース構図・金田パース、漫画の流線のようなエフェクトや画面を切り裂く閃光・金田ビーム、そして何よりその「動き」。
「アニメだからこその表現」の、魅力的な一つを生み出した人でした。

特に「金田ビーム」は、その名称を知らないままに強く影響を受けていました。
「この一閃の光はあんな感じ!」と思いながら絵を描いていました。
とすると、私が「ここの効果はあの光」と思いながら描いていたキャラクターたちは
「金田ポーズ」をもとっていたのでしょう。


いいものを沢山頂きました。
こころから、ありがとう。
ありがとうございます。






ここの日記を読まれる方の多くは、「金田さんの動画」といってもピンと来ないのではないかと思われます。ので、ちょっと説明。

金田パース・金田光りなどの特徴がよく顕れているのは『サイボーグ009('79 カラー版)』、『銀河旋風ブライガー』や『幻魔大戦』などのSFアニメですが、ジブリ作品の名シーンも多く描かれておられます。

『風の谷のナウシカ』
:アスベルがガンシップ単機でトルメキア船団を壊滅させる空中戦

『天空の城ラピュタ』
:パズーの親方が気合い(?)で着ているシャツをびりびりびりーっと吹き飛ばす
:龍の巣の中でパズーとシータの凧をラピュタへ導く稲光

…あたりが解りやすいかなー。
ラピュタでは「原画頭」という「特別職」でクレジットされてました。
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