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『ダ・ヴィンチ・コード』
映画化するというので読んでみよっかなー、
と、思っていたら、ママンが嵌っていたことが判明。

「面白かったよ」というのでちょっと期待して読みました。

感想・・・。




フムン。(深井大尉気取り)

チョー偏った西洋美術史概論。
と、言うところでしょうか。

西洋美術史、というか、キリスト教を取り巻く図像史で、
かなり昔から語り継がれている「一部の謎」を
大変偏った解釈でディープに掘り下げています。
でも、ストーリーは小気味よく進行するので、
西洋美術やキリスト教にあまり興味がない人でも
すいすい読めちゃいます。

「偏っている」というのは、
図像象徴学という切り口に視点が置かれているので、
「このシンボルの意味するところのモノはコレ!!」
「そっから展開する図像はコレ!」
「そんでもってその図像の意味するところは(エンドレス)」
という論理で展開する点。

もちろん、歴史もそれなりに語られてはいますが、
かなりオーなカルト興味のものです。

ということで、この小説は「ミステリ」ではないだろー。


うん、まあでも。
西洋美術史の「一部の」復習にはなったよ。

しかし、カルト(と、呼ばれてもおかしくはない)教団が
絡んでくるのに、そこらへんどうやって映画化でクリアーするのかな。
(いやな興味の持ち方)


美術は個人がおもろく鑑賞できればそれでいい。
「お堅い」美術や「ヘンテコ」宗教を
おもろい見地で鑑賞できる手段を提供した、
と言う点でこの小説の評価をしようと思います。

星、ふたっつ!!(まちゃあき)
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